人工透析について、あなたはどのくらいご存じでしょうか?実際にどういったことをするのか、説明してみたいと思います。人工透析とは、腎不全になって腎臓が全く働かなくなってしまった時に、腎臓の代わりに人工的に血液の浄化を行う方法です。腎不全になってしまうと、体の血液を浄化することが出来なくなり、昔は生きていくことが出来ませんでした。人工透析の開発により、この療法を行うことで、ある程度までは普通に生活を行うことが出来るようになったのです。人工透析には、血液透析療法と腹膜透析療法の二種類があります。血液透析とは、老廃物のたまった血液を腕の血管から体外に導いて、透析の機械(ダイアライザー)に導入し、老廃物を取り除いて綺麗にした後に、再び体内に戻すという方法です。これを週に3回から4回、1回5時間くらいかけて行います。腹膜透析とは、自分の腹膜を利用して行います。腹腔内に透析液を入れて、血液中の老廃物を透析液の中ににじみ出させる方法です。1日4回程度取り替えが必要で、上手く行えるようになるには、少々コツが要るようです。末期の腎不全によって、人工透析が必要になってしまった場合、途中で治療を止めることはできないようで、一生透析を行わないといけません。それ以外の方法としては、腎移植しかないそうです。ちなみに、人工透析が必要となる人の3割は糖尿病が原因となっています。