糖尿病は高血圧と深い関係を持っており、糖尿病患者の半数以上は高血圧を併発しているといわれています。
では、なぜ糖尿病だと高血圧になりやすいのでしょうか?
まず、考えられるのが「血糖値の高さ」です。
糖尿病の人は血糖値が高いので、どうしても細胞の浸透圧が高くなってしまいます。
細胞の浸透圧が高いと血液量が増え、血圧が上がってしまい、高血圧になります。
それに、糖尿病の人の多くは「肥満」だというのも、高血圧になりやすい原因の一つでしょう。
肥満の場合、アドレナリンやノルアドレナリンといった血圧を上昇させるホルモンの分泌が多く、高血圧になるリスクが非常に高いです。
そのため、肥満の割合が高い糖尿病の人は、高血圧になる可能性が高いのです。
高血圧になってしまうと、動脈硬化になりやすいので、注意が必要でしょう。
動脈硬化になると心筋梗塞や脳梗塞、狭心症といった命に関わる危険な病気に発展する可能性があります。
糖尿病や高血圧を防ぐためにも、普段の生活を見直すことが大切です。